日本茶について

日本茶の歴史は、奈良時代ごろに中国より渡来したお茶文化が根付いたものです。鎌倉時代のあたりから茶樹の栽培が盛んに行われはじめ、時代の流れとともに日本全国で愛飲されるようになりました。


日本茶(緑茶)は製茶の一番初めの工程で、蒸熱(殺殺)という工程により茶葉のもつ酸化酵素を止めてお茶をつくる「不発酵茶」です。ちなみに同じお茶の仲間である紅茶は発酵茶、中国や台湾で作られるウーロン茶は「半発酵茶」とよばれています。

難しいお話はともかく、日本茶の特徴は旨み成分の「テアニン」を含み、また健康成分として世界的に注文されている「カテキン」を豊富に含むことです。

つまり、「美味しく、健康にいい」心を癒す飲み物といえます。

製造は、細かくは述べませんが、まず初めに蒸すことにより酸化酵素の働きを止め、その後お茶を揉む工程⇒乾燥工程をへて「荒茶」が出来上がります。その「荒茶」を粉や棒な度を取り除き、保存できるように乾燥させてお茶が出来上がります。また、抹茶は揉む工程がなく、熱風で乾燥させた後乾燥工程にはいります。



それでは、日本茶の種類を当社のこだわりとともにご説明します。

 

抹茶

抹茶とは「碾茶」と呼ばれる葉を石臼で丁寧に挽きあげた粉末茶のことです。石臼では一時間に約30グラムの抹茶しかできないので、大変貴重で高価なお茶です。また、海外においても大変人気で「MATCHA」という言葉が世界共通語になっています。

もともとは茶道に使われていたお茶ですが、成分をまるごと摂取するため、健康成分を丸ごと取れることもポイントです。

飲んで楽しむだけではなくて、最近はお菓子などの原料に使われることも多くなっています。

当社の抹茶のこだわり

人気の宇治抹茶は濃茶用の高級品からお手頃な製菓用の抹茶まで幅広く取り扱っています。しっかりと火入れをきかせたしっかりした味わいが特徴です。その他、鹿児島産の農家・品種限定の有機抹茶の品ぞろえが豊富で、ワインのような様々な味わいの違いを提案しています。

玉露

玉露とは茶葉を摘み取る前に20日以上日光を遮って作られる高品質のお茶です。

旨み成分のテアニンがカテキンに変わることを抑えることで甘みの強い高級茶になります。最大の特徴は下の上で転がるようなトロッとした甘みと、「覆い香(おおいか)」と呼ばれる独特の香りです。

当社の玉露のこだわり

人気の宇治玉露は普及品から手摘み玉露などの最高級品まで幅広く取り扱っています。また、希少な鹿児島産の有機玉露も販売をしております。

煎茶

煎茶とは日本茶の約80%をしめる代表格です。普段飲むお茶も煎茶を飲まれる方が多いと思います。

煎茶は「茶畑を覆いをせずに栽培したお茶」なのですが、最近は7-10日ほど被覆することが多いです。それはそのほうがお茶を出した時の色、「水色(すいしょく)」が緑色になるからです。

煎茶は一番普遍的なお茶、かつ一番入れるのが難しいお茶と言えます。お茶の味と香りには温度が関係しますが、その温度により様々な味わいに変化するので、このあたりは長年お茶の商売をしていても大変奥が深いです。

当社の煎茶のこだわり

宇治、鹿児島の「慣行栽培」といわれる通常の煎茶から、有機や無農薬といった安全なお茶まで幅広く取り扱いをしています。特に有機をはじめとしたシングルオリジンの煎茶シリーズは当社の看板商品です。

玄米茶

玄米茶とは煎茶や茎茶に玄米をブレンドしたお茶で、玄米の香ばしい香りとお茶の味わいのバランスを楽しむことができます。玄米が約半分ブレンドされているので、緑茶のカフェインが少ないのも好まれるポイント。特にアジアで人気の日本茶です。

当社の玄米茶のこだわり

上質な煎茶と香ばしい玄米をブレンドして、独自の味わいを生み出しています。

ほうじ茶

ほうじ茶とは煎茶などを強火で焙じることで香ばしい香りが引き出され、緑茶とは異なる味わいを楽しめます。水色はブラウン色をしていますが、これも「緑茶」です。

以前は残った古いお茶を焙じることが多かったですが、最近は高級茶を浅火で焙じて作る高級ほうじ茶も人気があります。

当社のほうじ茶のこだわり

普段使いの安いものから幅広く取り揃えていますが、高級煎茶の茎の部分を浅火で焙じた高級浅火焙じ茶がおススメです。

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